授乳中のお酒はココを注意すればOK!
授乳中はお酒を飲んだらダメ!と言う風潮が日本ではありますが、海外では意外と産後の飲酒について寛容です。「周囲の目」を気にして公言はしていないかもしれないけど、意外と母乳育児中に飲酒しているママって多いんだって気が付きました。
母乳育児中でもお酒を飲みたい!
母乳育児中でもお酒を飲みたい!
こんにちは。現在、2人目を母乳育児真っ最中の中堅ママです。
授乳期育児中ママのお酒事情について、「赤ちゃんへの影響」や「海外の授乳期における飲酒事情」などを自分のためにリサーチしました。
授乳期の飲酒と赤ちゃんへの影響
母乳の主成分は血液です。お酒を飲むと、血液中にもアルコールが回り、母乳にもアルコールが流入します。
アルコール摂取後の母乳は匂いが変化するため、赤ちゃんが母乳を飲む量が20~30%減ると言われます。
大人の場合は肝臓で分解されますが、赤ちゃんの肝臓はまだ未成熟でアルコールをうまく分解できません。
赤ちゃんの体内にアルコールが残ってしまった場合、赤ちゃんが興奮したり、睡眠の質が悪化する恐れがあります。
また、総合的な運動能力の発達に影響を及ぼし、早期学習にも影響を与える可能性があります。
母親ならアルコールが含まれない安全な母乳を赤ちゃんに飲ませたいですよね!
授乳期は禁酒しなくてはいけない?
確かに授乳育児中は、お酒を飲まないことが望ましいです。ですが、アルコールが体内からなくなっていれば、お酒を楽しむことも安心して赤ちゃんに母乳を与えることも可能です!
もちろん、適切な量でお酒を楽しむことと母乳にアルコールが含まれていないことをしっかり確認することはとても大切です。
母乳育児中ママたちのお酒事情を調べた!
母乳育児中ママたちのお酒事情を調べた!
この投稿をしている方たちも好き放題飲んでいるわけではなく、母乳育児中の知識について発信しながら投稿しているという感じです!
産婦人科に授乳中ママ向けのお酒に関するパンフレットが置いてあったりもするようです。
海外では母乳育児中のアルコール接種についての情報が、しっかりと共有されている印象を受けました。
もちろん、好き放題飲んでいいというわけではありません。
母乳と赤ちゃんに対してお酒が与える影響について学んだ上で、適切な飲酒量なら我慢する必要はないんだと思うことができました!
次に日本での母乳育児中ママのアルコール事情を調べていると…
なんと意外なことに
日本のママの約3割が、授乳中のタイミングで飲酒を再開していることがわかりました!
早い方だと出産5日後に、退院祝いとして飲酒を再開している方もいらっしゃいました!
母乳とアルコール調査の実態
母乳とアルコール調査の実態
カナダ
世界では、政府機関が授乳中だから、お酒を諦める必要はないことを提言している国もあります。
カナダのノバスコシア州政府が発行しているパンフレット「The facts about Alcohol and Breastfeeding」は、実際に産婦人科で配布されているようです。
- 母親が摂取したアルコールは、すぐに母乳に含まれる
- 最も母乳のアルコール濃度が高いのは、アルコール摂取から30~60分後
- 摂取量に応じて体内のアルコール分解時間が長くなる(目安:ビール1缶→2時間、2缶→4時間、3缶→6時間)
- 体内にアルコールがある限り、母乳にもアルコールが含まれる
- アルコールが体内で分解されると、母乳内のアルコールもなくなる(母乳内にアルコールが溜まることはない)
アメリカ
アメリカの保健福祉省所管の総合研究所CDC(アメリカ疾病予防管理センター)の場合、飲酒は母乳育児中において安全な選択肢とは言えないとしつつも、適切な量であれば乳児に影響はないと記載しています。
- 1日1杯程度の飲酒にとどめる
- 授乳まで飲酒後2時間以上時間を空ける
- 1杯程度の飲酒とは、5%のビール1缶・12%のワイン150ml・ウィスキーやブランデーなど度数40度のお酒1ショットほどの量
- アルコール分解にかかる時間は、飲酒量だけではなく飲酒の仕方、飲む速さ、体質などにより異なる
- 母乳のアルコール濃度が最も高いのは、アルコール摂取から30~60分後
日本
日本でも、医師が執筆する記事で授乳中のママに向けた飲酒に関する知識を発信していたりと、「お母さんが飲酒だなんてご法度!」の時代からは変わってきているように思います。
そして一貫して言えることは授乳中だからと言って、お酒を我慢する必要はない!
飲みたいだけ飲んでいいというわけではありません。大切なのは、お酒と上手に付き合うための知識をしっかりと身に付け、適切な量の飲酒にとどめるということです。
アルコールが残っていないことを確認するベストな方法
アルコールが残っていないことを確認するベストな方法
いくら知識を身に付けたからといって、「お酒が残っている感覚はない」「○時間以上経っているし」と、感覚だけで判断するのは、心配が残ります。飲むなら罪悪感なく安心して飲みたい。
だから私は、母乳の安全性を目視し、アルコールが確実に母乳からなくなって授乳するようにしています!
母乳にアルコールが含まれていないことを目で確認できるアイテムがあるのですよ!
私が使っているのは、母乳に含まれるアルコール量をチェックできるリトマス試験紙みたいなやつです。
>>通販で買える母乳アルコールチェック使い方は簡単です。リトマス試験紙みたいなものに母乳を垂らして2分待つだけ。
垂らした部分の色が変色したらアルコールが含まれているので危険。
2分経っても、色に変化が無ければ 「アルコールが含まれていない安全な母乳」と判断できます!
このテストは血中アルコール濃度0.02%で反応します。
アルコール濃度0.02%がどれくらいかというと、ビール中びん1本、日本酒1合、焼酎0.6合のアルコールを飲んだときの血中アルコール濃度は、0.02~0.04%といわれています。
私の体験レポ
私の体験レポ
ビール500mlを飲んでチェックした結果
飲み終わりから30分、1時間、2時間後にチェックしました!
30分後 | 1時間後 | 2時間後 |
30分後は黒っぽく、1時時間後は濃いめの青色?に変化しました。2時間経つと色の変化がみられず!
私の場合、ビール1缶で2時間経てばアルコール残っていないということですね。
ワインを3杯飲んでチェックした結果
しばらくお酒が残っている感じがしたので、この時は、2時間、5時間、7時間後、17時間後にチェックしました!
2時間後 | 5時間後 | 10時間後 | 17時間後 |
やっぱりワイン3杯は、飲みすぎちゃったかな…と反省。
2時間経っても真っ黒でした。5時間経過してやっと薄まってきました。7時間でも、まだまだアルコールが含まれているのがはっきりとわかります…
翌朝(17時間後)にチェックしたら、色が特に変わることがなかったので、安心して授乳ができました!
飲んでないのに色が変わった衝撃の体験!
飲んでないのに色が変わった衝撃の体験!
お酒を飲んだ後は必ず母乳アルコールチェックを使っているのですが、ある時使い終わった試験紙をそのまま放置していたところ、10分ほど経ったら、さっきまで白かった試験紙が水色に変化していました。
まさか、遅れて反応出ることがある?
焦って再度チェックすると、今度は白。
仮に遅れて反応がでていたとしたら、アルコールが残ったまま授乳していたのかもしれないと思うと青ざめました。
ですが、取り扱い説明書をしっかりと読み返したらありました!
厳密に2分間で計測してくださいって、はっきり書いてありました!
使う前にも読んだはずなのですけど…ちゃんと読んでないとダメですね!
しかも、室内のアルコールに反応して変色する場合もあるのとのこと。
まあ、逆にそれだけ正確に反応してくれるってことで信憑性高くなりますね。